肌寒いような
夏の朝は早く目が覚める。
窓を開けていると、すこし肌寒いので
ぴしゃりと窓を閉める。
早朝の静けさが好きだ。
まな板の上で胡瓜を切る音が、
流し台を伝って、響いている。
窓から外を眺めると、
朝もやで雲の上にいるような気がしてくる。
1時間程すれば日が昇り、
住人が動き始め、家々が騒がしそうにしている。
車の出発する音も聞こえて
鳥も騒ぎ出す。
大きな音をたてても、もう響かない。
蝉が鳴き、日が照り始める。
慌しく人や車が動き出して、
そして私達もいつもどおり動き出している。
少しひんやりして、少し寂しくて。
少し眠たくて、少し動きが鈍くて。
でも、早朝の静けさは気持ちがいい。
読みかけの本を開いて
ほんの数十ページ読んだだけでも
今日の一日、なにかいいことがある気がしてくる。
この気持ちよさは、夏の朝ならでは。

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